紫波町では町民待望の図書館づくりが始まっています。

設計から、本が棚に入るまで、どうやって図書館ができるのか?そのプロセスを町の皆さんと一緒に追っていきたい!

そんな思いから、図書館ができるまでの記録を司書の日々から綴っていくことにしました。
図書館を一からつくるという一生に一度あるかないかの経験。

初めてなのは町の皆さんと同じです。 そこに立ち会える幸せを感じながら、最善の道を模索して悩みながら進んでいます。
紫波町の誰もが困ったとき、悲しいとき、楽しいとき、それ以外の何でもないときにも

「図書館に行こう!」と自然に足が向くような、頼れる存在になれますように。



2010年9月24日金曜日

装備講習会


講師の方が、手取り足取りレクチャー中。

図書館で本を管理するために、また長く使ってもらえるように、
必要不可欠なのが、本に「装備」をすること。

地元書店さんに、紫波町仕様に本を正しく「装備」していただくため
講師の方をお招きして、講習会を開きました。

特にフィルムコートという透明なシールのようなカバーを
本全体にかける技。

これが簡単そうでいて、難しい!
この技をマスターし、これから1万冊以上の購入本を
プロ並に仕上げてもらうという難題を
書店さんたちにぶつけてしまっております。

本当に器用な方揃いで、安心しました。

第2回、第3回と講習会は続きます。

2010年9月19日日曜日

本を装備する その2


ICタグ、3種類。

新図書館では、この「ICタグ」を1枚ずつ貼っていきます。

このICタグに、情報を書き込むことで
貸出、返却などができるようになります。

それじゃ、バーコードをピッと読みとるのと同じでは?

いえいえ、これがあると
自動貸出機に本をかざせば、
自分で借りる手続きができるようになります。

1冊1冊ではなく一度に重ねて貸出できるようになります。

といっても、私にとっても初めてで未知の部分ばかり。

ICタグの特長や欠点、貼る位置などを勉強中です。

2010年9月18日土曜日

本を装備する その1



図書館の本についていて、本屋さんの本についていないもの。
それは何でしょう?

おもに3つあります。
①背ラベル
②バーコードラベル
③透明なフィルムコート

この写真は②です。

上の方には「紫波町図書館」の文字、下の方には
10桁の数字を表す番号とバーコード。

将来の最大の所蔵数や使いやすさを考え、10桁にしました。
上の方のフォントと色は
「オガール地区デザインガイドライン」にそってできるだけ
すべてのデザインが統一された後でも違和感がないものに。

ちなみにこの緑色の名前は「千載緑」。

千載=1千年にもわたる長い年月、
紫波町のこの豊かな緑が続きますように・・・と願いをこめてみました。