紫波町では町民待望の図書館づくりが始まっています。

設計から、本が棚に入るまで、どうやって図書館ができるのか?そのプロセスを町の皆さんと一緒に追っていきたい!

そんな思いから、図書館ができるまでの記録を司書の日々から綴っていくことにしました。
図書館を一からつくるという一生に一度あるかないかの経験。

初めてなのは町の皆さんと同じです。 そこに立ち会える幸せを感じながら、最善の道を模索して悩みながら進んでいます。
紫波町の誰もが困ったとき、悲しいとき、楽しいとき、それ以外の何でもないときにも

「図書館に行こう!」と自然に足が向くような、頼れる存在になれますように。



2010年7月28日水曜日

町の書店さんと

 

 地元の書店さんは町にとって大切な文化の拠点。
図書館と書店、双方があってこそ町がいきいきとします。
図書館に入る本は販売されているそのままの形ではなく、
貸出・返却などをデータで管理するためバーコードを張ったり、
消耗が激しくなっても永年耐えられるように、
透明なフィルムでカバーしたり、さまざまな「装備」が必要になります。

できるだけ町のみなさんに迅速に、そしていつまでも後世に残る形で
本を提供するため、書店さんと話し合いを重ねています。

緑の大通り担い手ワークショップ

 紫波町にはJR東北本線の3つの駅があります。
その真ん中、紫波中央駅の前に、新しい図書館が誕生します。
といっても、図書館だけが建つわけではありません。

PPPという手法で(詳しくは右のリンク集「紫波町PPPプロジェクト」「オガール紫波」をどうぞ)
紫波町役場と町の皆さんで作る民間がタッグを組んで、
ともに地域を盛り上げていくことをめざしているため、
図書館のほかに、さまざまな施設が結びつきあうように計画されています。たとえば、子育て応援の場、芸術活動できるスタジオ、地消地産のレストラン、紫波町産のモノが買えるお店、病院・・・。
その中心は町の人々の行き交う緑あふれる通りです。
実際どんな通りがあればいいだろう?
その通りを町のみんなで作って育てるためのワークショップ、
それが「緑の大通り担い手づくりワークショップ」です。
初参加でしたが、紫波町民のみなさんの熱意に圧倒された楽しい夜でした。
図書館が果たせる役割はいろいろありそうです。